『木材の住科学』有馬孝禮(東京大学出版会)読了。
あとがきから抜粋
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(前略)資源循環を主体とした社会の連携と仕組みや政策を考える時期になっている。それは「育てて、使う」農耕民族の発想であり、人類が一方でたどってきた、とりわけ産業革命以来20世紀までの狩猟民族の発想からの脱却である。
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建築物が循環社会の中で価値があるものとして位置づけられるためには、メンテナンスや再利用、再生産の具体的仕組みが伴った、動的平衡状態・動的平衡システムを整備する必要があるだろう。
本書は、あとがきの上記抜粋にいたる前段階の、具体的バックグラウンドやデータが整理されている良書。
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